スポーツ栄養学 ―理論と実践―

book0067

スポーツ栄養学 ―理論と実践―

(book0067)

体育・スポーツ・健康科学テキストブックシリーズ

編著者

田口 素子
早稲田大学スポーツ科学学術院 教授

著者

髙田 和子
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科保健栄養学研究室 教授

浜野 純
立命館大学スポーツ健康科学研究科 後期博士課程

石橋 彩
東京大学大学院総合文化研究科身体運動科学研究室

石津 達野
早稲田大学総合研究機構スポーツ栄養研究所 研究助手

松本 恵
日本大学文理学部体育学科 教授

佐藤 晶子
新潟医療福祉大学 健康科学部 健康スポーツ学科 准教授

鈴木 いづみ
とちぎスポーツ医科学センター 嘱託非常勤職員

村田 浩子
十文字学園女子大学人間生活学部健康栄養学科 准教授

御所園 実花
早稲田大学スポーツ科学学術院 助手

書籍データ

【発行日】2022年9月
【ページ数】272
【図表】135

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スポーツ栄養学の実践領域では,この10年間の間に新しい国際コンセンサスがいくつか提示され、国内でもきちんと編集されたスポーツ栄養関連書籍も出版されている。種目や年代などを問わず適切なエネルギーと栄養素摂取がコンディショニングと競技力向上に必要不可欠であることは、今やスポーツ現場でも常識となった。2014年に出版されたこれまでのテキスト『体育・スポーツ指導者と学生のためのスポーツ栄養学』(市村出版)では、当時のエビデンスを踏まえたうえで、スポーツ現場で活用するための実践的な知識や方法が紹介されている。しかし、スポーツ栄養関連の研究が国内外で盛んに行われるようになり、日本人選手を対象とした新しい知見も出てきていることから、新たなエビデンスを加えた新しいテキストを上梓することとした。
これまでのテキストは15回授業において毎回1章ずつ説明するということが想定されてまとめられていた。本書では今後導入が進むと考えられる100分授業を考慮し、前半と後半の50分で異なる授業形態を組み合わせた授業でも展開しやすいようにこれまでに網羅されていなかった内容のChapterも加え、自由に組み合わせて説明できるようにした。また、「スポーツ栄養学」を受講する学生は「基礎栄養学」や「基礎生理学」などの関連科目を受講していることを前提とし、基礎的な説明よりもスポーツに特化した内容でまとめることとした。さらに、理論を学ぶだけでなく、コンディショニングと競技力向上のために役立ててもらえるようにすぐに活用できる付表も添付し、指導者や体育系の学生として心得ておくべきこと、あるいは選手に指導すべきこと、という観点からまとめた今までにないテキストである。
本書は、公認スポーツ栄養士としてサポート経験があり、かつ日本人選手を対象とした論文を執筆されている実践的な視点を持ったスポーツ栄養研究者の方々に執筆していただいた。各Chapterともこれまでにコンセンサスが得られている内容に加え、日本人選手を対象としたご自身のデータも含めて解説をお願いした。体育・スポーツ系の指導者や学生の皆さんだけでなく、公認スポーツ栄養士を目指している栄養系の方々にも本書を精読いただき、スポーツ栄養学の最新知識を得るとともに、スポーツ現場における実践のために生かしていただければ幸いである。

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