高地トレーニングの実践ガイドライン -競技種目別・スポーツ医科学的エビデンス-

book0021

高地トレーニングの実践ガイドライン -競技種目別・スポーツ医科学的エビデンス-

(book0021)

編著者

青木 純一郎(元順天堂大学名誉教授、元副学長)
川初 清典(北海道循環器病院心臓リハビリセンター長)
村岡 功(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)

著者

川原 貴(国立スポーツ科学センター スポーツ医学研究部)
小林 寛道(東京大学名誉教授)
前嶋 孝(専修大学社会体育研究所教授)
吉本 俊明(日本大学文理学部教授)
米田 継武(順天堂大学名誉教授)
若吉 浩二(びわこ成蹊スポーツ大学教授)

書籍データ

【発行日】 2011年2月刊行

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はじめに

いま、我が国では「スポーツ立国」戦略が策定され、国際競技力向上が声高に謳われている。長野オリンピック冬季大会(1998)を成功させ、国立スポーツ科学センターを発足(2001)させたのに続く流れであり、みんなが共通に願うスポーツ発展に向かううねりである。この間にも世界ではスポーツの記録は縮まり、技術は高まり続けている。それは、科学技術の加速度的発展に基づくスポーツ科学の競技力向上支援に多くを依存していると思われるが、競争を旨とする領域なので開発される支援手法がおおやけにされていないのも多いと思うべきである。

さて、長野五輪に7年先だって、日本オリンピック委員会事業として日本体育協会に「JOC高所トレーニング医・科学支援」の研究班(班長:青木純一郎順天堂大学教授、当時)が置かれ、おもだったスポーツ種目の高所トレーニングの医・科学支援が2001年度まで続けられた。活動では当時先進性が強かった「高所トレーニング」に関する基礎的な検証を行うとともに、陸上、水泳、スキー、スケート等の競技種目の実践的なスポーツ医・科学支援を主にナショナルチームを対象に果たした。毎年度の個別的な支援テーマの成果が各年次の「JOC高所トレーニングスポーツ医・科学サポート」として「日本オリンピック委員会スポーツ医・科学研究報告」に収められ、11年間の継続の終了時に「高地トレーニング~そのスポーツ医・科学的背景と指導指針」がその全体報告として日本体育協会から出されていたところである。この研究班に対しては、2005年度に第8回秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞が授与された。青木班長は受賞を機として上記の全体報告書を改めて成書として出版し、これら研究成果を一般に普及すると共に、競技力向上のこれからの礎になるようにと考えられた。編集の過程で、当時順天堂大学副学長をはじめ多くの要職に在りご活躍されながら、体調を崩されて闘病し、本書の編集半ばまで原稿の手直しを続けられ他界された。編集の最終過程で「高地トレーニングの健康チェック」の必要性を班長自身で執筆することになっていたのであるが叶わず、国立スポーツ科学センタースポーツ医学研究部、川原 貴主任研究員にご執筆をお願いし本書に掲載することが出来た。
原稿逸失などが心配される中「この成果を埋没させられない」として出版のためにその後も尽力してここに漕ぎつけられたのは、順天堂大学副学長秘書、横井祐子氏のはたらきに負ったからである。

平成22年10月20日
川初 清典
村岡 功

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