「インクルーシブ体育」の創造-「共に生きる」授業構成の考え方と実践-

book0019

「インクルーシブ体育」の創造-「共に生きる」授業構成の考え方と実践-

(book0019)

著者

草野 勝彦(宮崎大学名誉教授)
西 洋子(東洋英和女学院大学教授)
長曽我部 博(宮崎市立広瀬小学校教諭)
岩岡 研典(富山大学大学院医学薬学研究部助教授)

書籍データ

【発行日】 2007年7月9日
【判型】 B-5
【ページ数】 124

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まえがき

この本は、これからわが国においてインクルーシブ体育が始まろうとする時代背景の中で出版します。世界的潮流となっているノーマライゼーションの理念を受けて、学校教育もなすべき課題が生まれました。それは障害のある子もない子も同じ社会の中で「共に生きる」ということを学ぶことです。共に生きるために、子ども同士が何を理解し合い、どのように工夫し合い、協力し合えばよいかを考え、それを行動に移す力を身につけることです。
インクルーシブ体育はその目的を強く意識した体育です。この本では、まず学校においてインクルーシブ体育がなぜ必要なのかについて述べます。そして、その理念にもとづいて、具体的にはどのようなやり方や工夫の仕方があるかについて実例をあげながら述べていきます。
学校教育は「文化の継承」という使命をもっています。体育においても、子どもたちは、運動の基本やスポーツに関して、これまでの歴史の中で培われた知識や方法や態度を継承していかねばなりません。文化の継承に加えてもう一つ使命があります。それは「文化の創造」です。子どもたちは過去を継承しながら、新しいニーズや価値観を反映した未来を築いていかねばなりません。
本書は、体育に関する「文化の継承」という使命の延長上に「文化の創造」としてのインクルーシブ体育を築いていこうとして書きました。これまで体育やスポーツが培ってきた有形無形の財産を活かしながら、より豊かで意義深い体育を作りあげたいと考えているからです。現段階ではインクルーシブ体育に違和感をもっている人が少なくありませんが、時代はインクルーシブ教育に向かっています。開拓者としての喜びと誇りをもちながらインクルーシブ体育に取り組み、発展させていく人たちが増えていくことを期待しています。
本書が、わが国の体育の新しい展開に貢献ができることを願っております。

2007年2月
草野 勝彦 西 洋子 長曽我部 博 岩岡 研典

在庫状態 : 在庫有り
¥2,400(税別)
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