高地トレーニングの実践ガイドライン -競技種目別・スポーツ医科学的エビデンス- 【目次】

1章 陸上競技の高地トレーニング 小林 寛道

  1. 陸上競技における高地トレーニングへの関心と研究の経緯
  2. 高地トレーニングの再開の背景
  3. 日本陸連の高地トレーニング
  4. 競歩の高地トレーニング
  5. 短期的高地トレーニング
  6. 高地トレーニングの成果

2章 水泳競技の高地トレーニング 若吉 浩二

  1. 水泳と高地トレーニング
  2. 高地トレーニングの環境と条件
  3. これまでの高地トレーニングの成果
  4. マクロ・トレーニング計画
  5. ミクロ・トレーニング計画
  6. トレーニング効果の評価:血中乳酸カーブテスト
  7. コンディション管理

3章 スキー競技クロスカントリーの高地トレーニング 吉本 俊明・岩崎 賢一・鈴木 典・水落 文夫・竹田 正樹・竹野 欽昭

  1. クロスカントリースキーの競技特性
  2. 期待される高地トレーニングの効果
  3. 高地トレーニングの概要
  4. トレーニングの管理
  5. コンディションの評価
  6. 常圧低酸素環境システム(低酸素テント)の利用
  7. トリノオリンピック事前キャンプにおけるディスタンス競技種目選手のコンディショニング

4章 スキー競技・ノルディック複合の高地トレーニング 川初 清典

  1. スキー・ノルディック複合とその今日
  2. クロスカントリースキーは長距離走である 
  3. 高地トレーニング重視化提言の背景
  4. ノルディック複合の高地スキートレーニングの効果を考える
  5. 高地トレーニングの生理学的測定値に見る効果
  6. トレーニングの高度化に向けて
  7. 高地クロスCSコース

5章 スケート競技・スピードスケートの高地トレーニング 前嶋 孝

  1. スピードスケート選手に対する高地トレーニングの有効性について
  2. 菅平(標高1,300m)を利用したトレーニング
  3. フラッグスタッフ(標高2,135m:アメリカ・アリゾナ州)を利用したオフシーズンのトレーニング
  4. パークシティー(標高2,100m)合宿における医・科学サポート
  5. パークシティーにおけるソルトレークオリンピック直前合宿とオリンピックの成果
  6. スピードスケート選手にとって効果的な高地トレーニングの方法

6章 バイアスロン競技の高地トレーニング 米田 継武

  1. バイアスロン競技の特性と高地トレーニングの意義
  2. 高地トレーニング医・科学サポート
  3. バイアスロン競技と高地トレーニング
  4. バイアスロン高地トレーニングの医・科学サポートの実際
  5. バイアスロン高地トレーニングのガイドラインのまとめ

7章 低酸素施設の利用

[1]低酸素施設での生活 村岡 功

  1. 従来型高地トレーニングの問題点と新しい高地トレーニングの考え方 
  2. 低酸素施設での滞在による生理・生化学的効果
  3. パフォーマンスへの効果とそのメカニズム
  4. 低酸素施設滞在における問題点と今後の課題

[2]低酸素施設でのトレーニング 小林 寛道

  1. 低酸素環境での最大運動
  2. 低酸素環境での間欠的運動
  3. 低酸素環境を利用した持久的トレーニング

[3]低酸素施設を利用したトレーニング 前嶋 孝 

  1. 常圧低酸素室の試作とトレーニングの有効性についての検討
  2. 実験室から現場への応用
  3. 低酸素室酸素濃度の検討
  4. オリンピック1ヵ月前の低酸素トレーニング
  5. オリンピック直前の低酸素トレーニング
  6. 低酸素トレーニングの繰り返しによる7年間の効果

8章 高地トレーニングと健康チェック 川原 貴

  1. 高地におけるコンディションや健康に影響する要因
  2. 事前のチェック
  3. 高地トレーニングにおけるコンディションのモニター
  4. 高山病