1章 生涯スポーツ社会を目指して
[1]生涯スポーツの歴史と定義 野川 春夫
1. 生涯スポーツの歴史:欧米の潮流
2. 生涯スポーツの変遷:日本の潮流
3. 生涯スポーツの定義
[2]生涯スポーツの伝統と文化 伊藤 央二
1. 生涯スポーツと伝統
2. 生涯スポーツと文化
[3]日本の生涯スポーツ政策の課題 山口 泰雄
1. 国の政策課題
2. 地方の政策課題
[4]オリンピック・パラリンピックレガシーと生涯スポーツ 川西 正志
1. 2020オリンピック・パラリンピック東京大会に向けてのレガシープログラム
2章 世界の生涯スポーツ政策
[1]ヨーロッパの生涯スポーツ 山口 泰雄
1. ドイツ
2. イギリス
3. フィンランド
4. EU(欧州連合)
[2]北米の生涯スポーツ 山口 泰雄
1. アメリカ
2. カナダ
[3]アジア・オセアニアの生涯スポーツ 上 梓
1. ニュージーランド
2. オーストラリア
3. シンガポール
4. 韓国
[4]ヨーロッパ諸国のスポーツクラブ事情 川西 正志
1. 変化しつつあるスポーツクラブ事情
2. 各国のスポーツクラブ事情
3章 日本の生涯スポーツ・レジャー振興の現状
[1]日本の生涯スポーツ政策 舟木 泰世・川西 正志
1. 日本のスポーツ政策の変遷
2. スポーツ庁の設置
3. 第2期スポーツ基本計画の策定
[2]野外レクリエーションのマネジメント 二宮 浩彰
1. レジャー・レクリエーションと野外レクリエーション
2. 野外レクリエーション資源のマネジメント
3. 「レクリエーションの専門志向化」理論
[3]野外レジャー・レクリエーションのニュートレンド 坂口 俊哉
1. 女性参加者の活性化
2. サイクリングブーム
3. ジョギング・マラソン・トレラン
4. デジタルツールによるコミュニケーション
5. 野外レジャー用品の浸透と普及
6. アドベンチャー,体験型種目の浸透
7. スポーツ・ツーリズムとしての野外レジャー
8. トレンド(流行)を作り出すもの
[4]海洋レクリエーションのマーケティングとニュートレンド 平野 貴也
1. 海洋レクリエーションのマーケティング
2. 海洋レクリエーションのニュートレンド
4章 生涯スポーツとビジネス
[1]生涯スポーツのビジネス化 原田 宗彦
1. 生涯スポーツのビジネス化の意味
2. 生涯スポーツの歴史的背景
3. 生涯スポーツの振興に不可欠なクラブ事業の視点
[2]生涯スポーツのマーケティング 菊池 秀夫
1. マーケティングとは
2. マーケティング活動の進め方
3. 生涯スポーツにおけるマーケティング
[3]生涯スポーツイベントとスポンサーシップ 松岡 宏高
1. スポーツスポンサーシップとは
2. スポンサーシップのマーケティング効果
3. スポーツイベントとスポンサー企業の適合性
[4]生涯スポーツとプロスポーツ 冨山 浩三
1. プロスポーツと地域コミュニティ
2. スポーツ基本法とプロスポーツ
3. チームがもたらす波及効果
4. スポーツ観戦と生活満足
5章 生涯スポーツとヘルスプロモーション
[1]ヘルスプロモーションと政策 萩 裕美子
1. ヘルスプロモーションとは
2. 日本におけるヘルスプロモーション
3. 生涯スポーツ政策とヘルスプロモーション
[2]健康づくりのマネジメント 萩 裕美子
1. 目標設定(Plan)
2. 実施(Do)
3. 評価(See, check)
4. 改善(Action)
[3]地域における健康づくり事業の計画 松井 健
1. 地域における健康づくりを推進する国の政策
2. 地域における健康づくり事業計画
[4]健康づくり事業での体力測定法の実践例 涌井 佐和子
1. 身体活動量の評価
2. 健康の維持・増進に必要な体力
3. 体力テスト(フィールドテスト)例
6章 地域社会と生涯スポーツイベント
[1]生涯スポーツイベントの動向 上代 圭子
[2]地域活性化とスポーツイベント 岡安 功
[3]地域レジャースポーツイベントの振興 増山 尚美
1. 地域レジャースポーツイベントへの期待
2. 地域レジャースポーツイベントの事例
3. リスクマネジメント
4. 余暇と祝祭
[4]スポーツイベントとツーリズム 工藤 康宏
1. スポーツとツーリズムのかかわり
2. 生涯スポーツイベントの開催とスポーツツーリズムの推進
3. スポーツイベントとツーリズムにおける今後の課題
7章 生涯スポーツ指導者とボランティア
[1]日本の生涯スポーツ指導者と社会的制度 松本 耕二
1. 体育・スポーツ関連資格の体系
2. スポーツ基本法にみる指導者養成
3. スポーツ推進委員(旧体育指導委員)
4. 公認スポーツ指導者
5. 生涯スポーツ指導者と社会的制度の課題
[2]生涯スポーツ指導者の資格マーケット 舩越 達也
1. 生涯スポーツ指導者養成の概要
2. 生涯スポーツに関連するおもな指導者認定団体と公認指導者名称
3. 民間団体によるスポーツ指導者資格認定の現状
[3]スポーツボランティア育成の現状と課題 工藤 保子
1. スポーツボランティアの定義と分類
2. スポーツボランティアの現状と課題
3. スポーツボランティア育成の現状と課題
[4]生涯スポーツイベントとスポーツボランティアマネジメント 山口 志郎
1. 生涯スポーツイベントにおけるスポーツボランティア
2. 生涯スポーツイベントにおけるボランティアの活動内容
3. 生涯スポーツイベントに参加するボランティアの属性
4. ボランティアマネジメントの重要性
8章 青少年のスポーツ参加
[1]青少年スポーツ参加の動向 北村 尚浩
1. 小学校期
2. 中学校期
3. 高校期
[2]青少年スポーツ指導 北村 尚浩
[3]青少年スポーツのバーンアウトとドロップアウト 中本 浩揮
1. スポーツにおけるバーンアウトとドロップアウトとは
2. バーンアウトによって引き起こされる症状
3. バーンアウトの誘因と診断的視点
4. バーンアウトに対するアプローチ
[4]青少年の体力・運動能力とスポーツ障害 勝田 隆
1. 青少年期における体力・運動能力に関する傾向と課題
2. 青少年期のスポーツ障害発生の傾向
3. 青少年期のおもなスポーツ障害とその予防
4. 青少年の体力・運動能力およびスポーツ障害防止に関する取り組み
9章 高齢者のスポーツ参加
[1]高齢社会におけるスポーツの役割 長ケ原 誠
1. 加齢観のパラダイムシフト
2. モダンエイジングとニューエイジング
3. ニューエイジングのコア概念:マチュリティ(成熟化)
4. スポーツライフの成熟化
5. ジェリアトリクス(老年医学)からジェロントロジー(加齢発達学)へ
6. スポーツと身体運動
[2]高齢者の健康づくり:介護予防プログラム 久保田 晃生
1. 介護予防の視点
2. 介護予防における運動の目的
3. 高齢者の運動実践において注意するべき点
4. 高齢者の具体的な運動について
[3]高齢者のスポーツ参加とQOL 長ケ原 誠
1. 高齢者のスポーツ参加動向
2. 高齢期における非活発性がもたらすリスクとコスト
3. さまざまな個人・社会的便益を生み出す高齢者のスポーツ参加
4. 個人的・社会的便益を最大限に生み出すための条件(要因)
5. 高齢者スポーツ参加種目と可能性の拡大
[4]高齢者のスポーツ参加と社会的支援 中山 健
1. 高齢化の状況と運動・スポーツ実施
2. 社会的支援の捉え方と研究動向
10章 障がい者のスポーツ参加
[1]障がい者のスポーツ振興の現状 藤田 紀昭
1. 障がい者スポーツの現状
2. 第2期スポーツ基本計画における障がい者スポーツ振興の目標
[2]2020パラリンピック東京大会の課題と展望 藤田 紀昭
1. パラリンピック大会にむけての課題
2. パラリンピック後の課題
[3]障がい者の運動とリハビリテーション 中澤 公孝
1. 障がい者スポーツの歴史とパラリンピック
2. 障がい者にとっての身体運動の重要性
[4]スペシャルオリンピックス 仲野 隆士
1. SOの組織と競技会の独自性
2. 国内のSOの現状と課題
11章 生涯スポーツとニュースポーツ
[1]ニュースポーツの現状 久保 和之
1. ニュースポーツとは
2. ニュースポーツの出現
3. ニュースポーツの背景
4. ニュースポーツの今後
[2]ワールドゲームズ 久保 和之
1. ワールドゲームズ
2. ワールドゲームズの歴史
3. ワールドゲームズの競技種目
4. ワールドゲームズの特色
5. ワールドゲームズの組織
[3]ニュースポーツによる地域振興 松本 耕二
1. ニュースポーツによるスポーツ振興
2. ニュースポーツで地域振興
3. ニュースポーツによるスポーツ振興と地域振興の課題と期待
[4]マスターズスポーツ 彦次 佳
1. 国内外のマスターズスポーツイベント
2. 世界最大のマスターズスポーツイベント・World Masters Games(WMG)
12章 スポーツクラブの現状と課題
[1]スポーツ振興への総合型クラブの役割 川西 正志
1. コミュニティ・スポーツの振興とクラブ育成
2. スポーツクラブの定義
[2]総合型クラブの質的充実を目指して 川西 正志
1. 総合型クラブの現状
2. 総合型クラブに求められる質的転換
[3]全国的な総合型クラブの管理運営組織の現状 大勝 志津穂
1. 公益財団法人日本体育協会
2. 総合型地域スポーツクラブ全国協議会(SC全国ネットワーク)
3. 独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)
4. 公益財団法人日本レクリエーション協会
5. 広域スポーツセンター
6. 公益財団法人日本スポーツクラブ協会
[4]総合型クラブの人材のマネジメント 松永 敬子
1. 総合型クラブの人材のマネジメントの現状と課題
2. 総合型クラブの人材のマネジメント
13章 スポーツクラブの運営
[1]民間フィットネスクラブの現状 髙﨑 尚樹
1. 民間フィットネスクラブの成立と成長
2. フィットネスクラブの現状
3. 民間フィットネスクラブの課題と将来性
[2]クラブマネジャーの資質 太田 あや子
1. 仕事の仕方(管理,運営)
2. 「仕事の仕方(経営,管理)」に必要なクラブマネジャーの資質
3. 人とのかかわり方
[3]地域クラブの財務管理 國本 明德
1. NPO法人Aスポーツクラブ
2. 財源の構成(資金の調達)とポイント
3. 資金の運用とポイント
4. 財務管理のポイント
5. よりよい財務管理をめざして
[4]地域密着型スポーツクラブの実践例 松本 弘志
1. 設立時の社会的背景
2. 取り組んできた実践例
14章 生涯スポーツのプロモーション
[1]マスメディアによるスポーツ報道 青島 健太
1. マスメディアの現状
2. スポーツ報道の多様化
3. 変化の要因
4. 地方の時代
5. オリンピックとパラリンピックの報道
6. これからのスポーツ報道
[2]女性スポーツのプロモーション 來田 享子
1. トップ・アスリート界の現状と対比しながら考える
2. 「みる」スポーツを変化させる必要性
3. 意識を変化させるための新しい試み
[3]高齢者スポーツのプロモーション 長ケ原 誠
1. スポーツのプロモーション計画と全体プロセスの考え方
2. 中高年に対するスポーツプロモーション:目的ニーズへの着目
3. 中高年に対するスポーツプロモーション:種目ニーズへの着目
4. スポーツライフのプロモーション(生涯スポーツの推進とは)
[4]青少年スポーツのプロモーション 渡辺 泰弘
1. 青少年スポーツのプロモーションに関する事例
15章 スポーツ施設
[1]スポーツ施設の現状 新藤 一晴
1. スポーツ施設定義と数量
2. スポーツ施設の種別
3. スポーツ活動の実践現場から
[2]指定管理者制度 秋吉 遼子
1. 指定管理者制度の概要と現状
2. 公共スポーツ施設における指定管理者制度の現状
3. 指定管理者制度の課題と今後
[3]事故と安全管理(リスクマネジメント) 金子 健
1. リスクマネジメントとクライシスマネジメント
2. 安全な使用法と管理方法の重要性
3. 実際に発生している事故とその予防法
4. 社会問題になっているスポーツ施設関連の事故
5. 生涯スポーツの実施場所
[4]スポーツ施設政策の動向 松本 眞一
1. 老朽化が進む公共スポーツ施設
2. 減少期に入ったスポーツ施設
3. スポーツ施設整備の沿革と問題点
4. 目的に応じた施設の整備
資料1 スポーツ立国戦略の概要
資料2 スポーツ基本法(条文)
資料3 スポーツ基本計画(概要)
索引
演習ノート 1~15章