アスリート・コーチ・トレーナーのためのトレーニング科学(仮題) ~トレーニングに普遍的な正解はない~ 【目次】

Ⅰ部.トレーニングを始める前に

Ⅰ部-1章.トレーニングに普遍的な正解はない
・トレーニングの常識は時代とともに変わる
・昔のトレーニングは野蛮?
<コラムⅠ-1> 体育大学生へのアンケート調査に見るトレーニング法の時代変遷
・短距離走選手の場合
・長距離走選手の場合
・水分補給の場合
<コラムⅠ-2> なぜ飲むなと言われたのか
・一流選手には通常の基準があてはまらない
・科学も回り道をする
・トレーニングに普遍的な正解は存在しない
・常識を変えないと勝てない
<コラムⅠ-3> うさぎ跳びは悪いトレーニングなのか?
[まとめ]

Ⅰ部-2章.トレーニングとは何だろうか?
・トレーニングの意味は「引っ張る」こと
・やるべきことは一人一人で違う
・目的地と現在地とを可視化することから始まる
<コラムⅠ-4> 「見える」ことの大切さ
・中学生サッカー選手の例
・PDCAサイクル
<コラムⅠ-5> 4行日記
・トレーニングの原則
・物理法則との違い
・正解がないことを前提に考えよう
<コラムⅠ-6> 正解のない世界に対処するための教養書
・トレーニングの原則との付き合い方
[まとめ]

Ⅰ部-3章.科学とは何だろうか?
・科学に対する一般的なイメージ
・科学に期待するのは予測能力
・科学の方法論:記述→説明→予測→操作
・法則がわかると発展が加速する
・科学的に効果の証明されたトレーニングが生まれるまで
<コラムⅠ-7> 図と表の見方
・対照実験の有用性
・対照実験の限界
<コラムⅠ-8> 成功する確率が何%のトレーニングならば採用するか?
・アスリートにとって現実的な科学のあり方とは?
<コラムⅠ-9> なぜ危険率を5%水準にするのか
・アスリートの科学的トレーニングとは自分の身体で対照実験を繰り返すこと
<コラムⅠ-10> エビデンスのレベル
・2種類の科学があると考えよう
[まとめ]

1部-4章.科学的なトレーニングの具体例
・実用性の高い第2種の科学的トレーニング
・自転車競技選手の例(例1)
<コラムⅠ-11> 「汝自身を知れ」
・サッカー選手の例(例2)
・長距離走選手の例(例3)
<コラムⅠ-12> オーバートレーニングを回避する
・バレーボール選手の例(例4)
<コラムⅠ-13> 科学の原点は言葉
・バスケットボール選手の例(例5)
・日常生活も含めて可視化する(例6)
・可視化することで視点が倍増する
・最も重要なのは「記述」
・科学的なトレーニングとただのトレーニングとの違い
・予測精度を上げるには?
・科学的なトレーニングのあるべき姿とは
[まとめ]

Ⅱ部.トレーニングを実行する

Ⅱ部-1章.専門練習と補助トレーニング
・専門練習だけでは頭打ちになる
・市民マラソンの例
<コラムⅡ-1> 動作のコツをつかめば短期間でもパフォーマンスは改善する
・補助トレーニングの性質
<コラムⅡ-2> 筋のトレーニング法に関する用語の整理
・誤った補助トレーニング
<コラムⅡ-3> 大リーグボール養成ギプス
・特異性と過負荷の二律背反性(トレードオフ)
・補助トレーニングの様々なかたち
・補助トレーニングを成功させるための心構え
・開放運動連鎖と閉鎖運動連鎖
・体操競技選手の考え方
・エルゴメーターを用いた模擬トレーニングの得失
・力への過負荷とスピードへの過負荷
<コラムⅡ-4> 50年前の子どもの遊び
・補助トレーニングを行う際の着眼点:身体能力の3次元展開
[まとめ]

Ⅱ部-2章.力(ちから)のトレーニング
・力の発揮を規定する要因
・力発揮の心理的限界と生理的限界
・10RMトレーニング
<コラムⅡ-5> 筋力トレーニングの「期分け」
・筋力を増加させることで得られる波及効果
・筋肥大のしくみ
・筋力トレーニングの留意点
・栄養と休養の大切さ
・運動・栄養・休養をどう最適化するか
<コラムⅡ-6> 朝食を食べずに運動するとどうなるか
・疲労と超回復
<コラムⅡ-7> 炭水化物の優先性
・大学生アスリートの注意点
[まとめ]

Ⅱ部-3章.スピードとパワーのトレーニング
・力型とスピード型の種目
・スピードの発揮を規定する要因
<コラムⅡ-8> サイズの原理
・筋線維組成
・スピードへの過負荷を意識する
・単発パワーと反復パワー
・反復パワーのトレーニング
・敏捷性(アジリティ)のトレーニング
・バネとは
<コラムⅡ-9> 剣道選手とバネ
・バネのトレーニング
・バネを効果的に発揮する技術
<コラムⅡ-10> 長距離走選手とバネ
[まとめ]

Ⅱ部-4章.持久力のトレーニング(1)ローパワーの持久力
A.持久力の分類
・ほとんどの種目で持久力は必要
・連続的な持久運動と間欠的な持久運動
・エネルギー系との関わり(1)連続的な持久運動の場合
・エネルギー系との関わり(2)間欠的な持久運動の場合
・3種類のエネルギー系とその性質
・ローパワーの持久力とハイパワーの持久力
<コラムⅡ-11> 高所トレーニング
B.ローパワーの持久力とそのトレーニング
・ローパワーの持久力を生み出す仕組み
・最大酸素摂取量(VO2max)
<コラムⅡ-12> 長距離走とランニングエコノミー
・VO2maxのトレーニング方法
・乳酸閾値(LT)
<コラムⅡ-13> 箱根駅伝選手のLT
・LTのトレーニング方法
・トレーニングゾーン
・トレーニングゾーンの組み立て
・最適解は自分で見つけることが必要
[まとめ]

Ⅱ部-5章.持久力のトレーニング(2)ハイパワーの持久力
C.連続的なハイパワーの持久力とそのトレーニング
・十種競技の日本チャンピオンの能力
・種目による特性
・3種類のエネルギー系の動員様式
<コラムⅡ-14> 乳酸発生から見た中距離走と長距離走との違い
・エネルギー系の発達に見られるトレードオフ現象
・3系の能力とパフォーマンスとの関係(1)ある時点での発揮パワーに対して
・3系の能力とパフォーマンスとの関係(2)ある時点までの総仕事量に対して
<コラムⅡ-15> ペース配分により仕事のアウトプットは変わる
・トレーニング時に配慮すべきこと
<コラムⅡ-16> 運動時間の長短による疲労要因の違い
D.間欠的なハイパワーの持久力とそのトレーニング
・種目による特性
<コラムⅡ-17> 間欠的なハイパワーの持久力テスト
・3系の能力とパフォーマンスとの関係
・間欠的な運動におけるエネルギー系の役割分担
・トレーニング時に配慮すべきこと
E.ハイパワーの持久力を効果的に改善するために
・エネルギー系の優先順位を考える
・ATP-CP系のトレーニング
・有酸素系のトレーニング
・乳酸系のトレーニング
・インターバルトレーニング
・自分でトレーニングの戦略を考えてみよう
[まとめ]

Ⅲ部.トレーニングを記述する

Ⅲ-1章.測定と評価のリテラシー
・なぜ測定をするのか?
・データからどのように情報をくみ取るか
<コラムⅢ-1> 測定の難しさと、測定結果の解釈の難しさ
・データの解釈は一通りには決まらない
<コラムⅢ-2> データとコーチの「眼力」
・ある短距離走チームの取り組み事例
・データを活用するためのポイント
・客観データと主観データとを組み合わせて読み解く
・フィードバックシートとその活用
・ルーブリック評価
<コラムⅢ-3> 主観評価の信頼性
・トレーニング科学に独自の3つの立脚点
[まとめ]

Ⅲ-2章.トレーニングのレポートを作成する
・トレーニングを言語化することの意義
・書こうと努力することで、わからなかったことがわかってくる
・書くことで、他者からのアドバイスを受けられる
・会話と文章
<コラムⅢ-4> 現象を言語化することの限界
・トレーニングレポートの組み立て
・バスケットボール選手の例(例1)
・剣道選手の例(例2)
<コラムⅢ-5> トレーニング科学とトランスサイエンス
・長距離走選手の例(例3)
・図や表を使うことの効果
・レポートは科学論文の卵
・レポートから論文へ
<コラムⅢ-6> 指導者から選手への声かけに置き換えた本書のまとめ
・事実と意見とを区別しよう
[まとめ]

索引